あらすじ
ある国で、独自の魔術体系を用いた兵器が生み出された。それは男性よりも二回り、いや、それ以上に巨大な人の形をした兵士であり、それまで剣や槍、弓、魔法で戦うという常識をあっという間に変えてしまった。
剣や槍は、機械兵士用の巨大な直剣に取って代わり、弓や魔法もまた、機械兵士が用いる専用の魔導砲によって淘汰された。
時代は強力な兵器を作り出してしまった『最初の聖人』と、聖人の住む国を許さなかった。
世界が酷く分裂し、多種多様な国が生まれたあとも戦争は続く。
最初の聖人の死から700年が経った今もなお、人々を取り巻く戦火は鎮まることがなかった。
ある少年の住む村も、その火に飲み込まれる運命だったのだろうか。
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本作は、ハイファンタジーの世界観に戦闘用の二脚兵器が登場し、時代に則した戦い方が捻じ曲げられた世界というコンセプトで描く作品です。
作中の二脚兵器『魔導機兵』は、非武装のものをゴーレム、武装可能なものをマシーンと呼び、魔力に拠って動くもののため、使用者の魔法に応じて起動します。
主人公スレンは、魔法が使えない青年。
しかし、家族で一人だけゴーレムが動かせない事実に、ひとり辟易としています。
スレンの視点から描く本作の世界観をお楽しみいただけると幸いです。