あらすじ
紀元二世紀末、栄華を誇ったローマ帝国は揺らぎ始めていた。
北方ではゲルマン諸族が国境を越えて侵入し、東方ではササン朝ペルシアが勢力を伸ばす。
帝国辺境の小村で暮らしていた少年カエソ・ウァレリウスは、ある日、ゲルマン人の襲撃によって家族と故郷を奪われる。
生き延びるため、そして奪われたすべてを取り戻すため、彼はローマ軍に志願する。
新兵訓練、仲間との出会い、そして初陣──
数多の戦場で血を流し、権謀渦巻く宮廷の闇を潜り抜け、やがてカエソは帝国の命運を背負う軍人皇帝の道へと足を踏み入れる。
鋼鉄の剣と赤き盾が乱世を裂く、古代ローマ戦記譚。