あらすじ
放課後の教室。
窓から差し込む西日が、彼の髪を透かして金色に縁取る。
……こんなに綺麗なやつ、世の中にそうそういないだろう。
──と、周囲は思う。
だが当の本人、**白石 澪(しらいし みお)**は自分が特別美形だなんてまるで思っていない。
むしろ「どうして周りは僕を嫌っているんだろ」とすら感じている。
澪は天然で、鈍感で、ちょいネガティブ、人の好意にはとことん疎い。
彼の周囲には、彼に惚れているクラスメイトや先輩がやたらと多い。
本人は気付いて無いみたいだが。
⸻
物語の舞台は、私立・桜和(おうわ)学園。
都内でも有名な進学校で、勉学だけでなく部活動や行事にも力を入れている。
⸻
「なんでみんな、僕のこと嫌っているんだろう……?」
そんな疑問を抱きながらも、澪はただ文化祭を楽しもうとしていた。
けれど、彼を想う男子たちの間では、水面下で静かな火花が散っていく。
笑い合う時間、ふとした沈黙、指先が触れる瞬間。
それらは全部、澪にとっては偶然でしかない。
……でも、相手にとっては一生忘れられない出来事になる。
この物語は、天然で鈍感な美少年が、
学園行事を通じて少しずつ「誰かの特別」になっていく、
じれきゅん学園BLラブストーリーである。
少々おかしな所がありましたら、優しくご指摘してくださると幸いです。