あらすじ

経営や投資などあらゆる『稼ぐ』ことが大好きな大豊魂子(おおとよたまこ)は、自らが見つけた才能の原石に心底惚れこみ、その子のために経営していたゲーム会社でバーチャルタレント事業を始めた。しかし、その子が自殺してしまったことをキッカケに、魂子は自らを責めるようになり、体調をどんどん崩すようになる。 こんな状態では経営なんてやれない、頑張ってきてくれた役員や社員のためにも早々に身を引くべきだ、そう判断した魂子は、予定を合わせて、自らの退任を決議するための会議をおこなうことに。 その会議の日、魂子は極めて体調が悪かったのだが、無理をしてでも出席しようと家を出たところで、意識を失ってしまう。その倒れ方が運悪く、上体が車道のほうに出てしまい、タイミング悪く走ってきたトラックに撥ねられた。 そうして、次に目を覚ましたとき、魂子がいたのは、異世界【ゲインバース】だった。 自分が死んだこと(トラックに撥ねられたこと)も、そのとき気絶していたためわかっていないカノジョは、「これは……異世界転移……召喚……というヤツなの?」と驚きつつ、行動しないことは基本的に損のほうが多いということを「稼ぐ」中で知っていたため、歩き出す―― 時を経て、ゲインバースでの生活を構築していく中で、魂子は様々な実情を知っていくことになる。 ・この世界では、邪獣と呼ばれる好戦的で獰猛な種族と、人類を始めとした様々な種族とが、激しい命の奪い合いを続けていること。 ・だというのに、人間同士を始め、邪獣以外の種族たちでも、自分たちが豊かになるために争っていること。 ・経済的な争い(魂子の知る資本主義的なもの)は、多くの革新的なものを創造し、人間を始めとした多くの者たちが怠け者になることを防ぐ効果があるため、積極的に推奨されていること。 ・なぜ怠け者になることを防がなければならないのかといえば、大なり小なり多くの国、種族が、他国や他種族に侵略されないようにするために自国民の活気が欠かせないからであるのと、「怠け者を忌避する神」がいるからであること。 などなど、多くのことを知っていくことになる。 そんな中で魂子は、「恵まれた才能はあるのに、貧困だからこそ活かせずにもがいている者」「親の能力が低かったからこそ、生きていくために罪を犯している者」「ただただ、貧困の連鎖に絶望させられている者」などがたくさんいることを知り、稼ぐ力を活かせば一人でも救えるのではないか……と考え、行動に移していく。 これは、「お金が」というより「稼ぐことが」好きな女性が、自分の好きを活かして自分の周りぐらいはという思いで手を差し伸べていったら、気付けば、その輪が拡大していき、邪獣の支配者である「邪天」を討ち滅ぼすことに力を貸していたことになる物語である。 『知らず知らずに誰かを救い、救った誰かの力によってさらに多くの誰かが救われる』 そんな、正しい投資の本質を真っ当していくのだ。

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カクヨム
カクヨム2025/08/12
  • 現在の作品投資系女子、異世界でも推しに貢いでいたら、それが英雄支援の投資になっていって世界を救うことになったとかなんとか⁉