あらすじ
――世界の命を束ねると言われる聖樹《世界樹》。
その幹に走る深い罅は、やがて全ての種族を呑み込む“終末”の兆しだった。
辺境の青年アレンは、旅の途上で出会った仲間たち――剣士リアナ、魔術師エリーナ、元敵将ゼオと共に、各地で異変の原因を探るうち、闇の司祭団の存在に辿り着く。
彼らの目的は、世界樹に秘められた無限の力を解き放ち、全てを“虚無”へと還すこと。
種族の対立、古き伝承、そして繰り返される因果の連鎖。
真実に迫るほど、アレンは「選ばれし者」という自らの宿命に抗うことができなくなっていく。
精霊郷、獣人連合、帝国、魔族領――旅の果てに芽生えるのは、仲間との絆か、それとも決裂か。
やがて訪れる最終決戦、彼らは種族を超えた連合軍を率い、虚無の門を開こうとする導師オルドゥスに挑む。
世界は滅びを回避できるのか。それとも、再び同じ悲劇を繰り返すのか。
失われた“顔”を求めて眠る世界樹が、最後に紡ぐ答えとは――。