あらすじ

高層ビルからの転落で命を落とすはずだった青年は、雪降る北海道の明治十四年に目を覚ます。 彼を助けた和子が語るのは、兄・誠一が役所を突然解雇されたという話。その背後に潜むのは、官有物の異常な安値払い下げ——時代を揺るがす巨大な不正だった。 現代のスマホとAIを武器に、帳簿の数字を解きほぐし、証拠を整理する青年。札幌の若き新聞記者と手を組み、雪の町に告発の火を灯す。 しかし、真実を暴いた代償は大きく、暗がりから迫る影が青年の胸を貫く。 血に染まる雪の中、懐中時計が光を放ち、時の針は逆回転を始める——。 時を越えて“歴史のほころび”を修正する連作小説、第2話。

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カクヨム
カクヨム2025/08/12
  • 現在の作品『時輪の記』第2話 開拓使の影