あらすじ

梯(かけはし)は、精神の奥底に潜り込み、言葉と認識の力だけで人を救う“異端”の治療者。 彼の治療は医師会のガイドラインにも、心理テストにも、薬の処方にも頼らない。 ただ相手の精神世界に入り、そこに巣食う“呪い”を見つけ、断ち切るだけだ。 ある日、梯は母親から虐待を受けた青年と出会う。 青年の心の奥に潜むのは、幼い頃に刷り込まれた蜘蛛のような黒い怪物――それは、彼が偶然出会った一人の少女にまで影響を及ぼそうとしていた。 梯は怪物を討ち、青年を少女から解放する。 しかし、その治療は“違法”だった。 医師免許を剥奪され、さらに無免許治療で拘置所へ送られた梯。 それでも彼は諦めない。 人の心に巣食う呪いを断つことこそ、自分の存在理由なのだから。 救いとは何か。 正義とは何か。 そして、治療者は何のために存在するのか――。

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カクヨム
カクヨム2025/08/12
  • 現在の作品精神科医・梯仙三郎