あらすじ
『紫嵐の清月』は、特定の大名には仕えず、他の忍軍の依頼を請けて、しかも人智を超えた力をもって仕事をこなす異能の集団――『紫嵐隠密組』の頭である。
けれど彼等の姿を見た者はおろか、その数がどれほどいるのか、実体を知るものは皆無に等しい。
「清月様。強大な力を『紫嵐隠密組』として誇示しながら、普通の人間として、生きていくことはできないのですよ」
己が「生きている」と感じたいがために、異能の力を振るう清月の元へ、「生きるため」に、助力を求める忍軍の依頼が舞い込んできた。
中編(4万7千字)の和風ファンタジーです。◇流血・残虐表現有り
◇自サイト・カクヨムにも掲載しています。