あらすじ
妻の出産を控え、家族や未来について深く悩んでいる涼平は、
街を歩きながら、
昔、家族を捨て、別の女のところへ走った親父のことを思い出していた。
ろくでもない男だったけれど、大好きだった親父。
良い思い出も、悪い思い出もある。
でも今は、なんとなく浄化されている。
そんなとき、街の中で、忘れもしない、親父を見つけた。
涼平は走り、親父に追いつき、話しかけた。
懐かしい顔と、懐かしい声、そして大らかな親父の器に惹かれていく。
父親になること。息子の気持ち。家族というもの。
涼平は、親父と接しながら、自らも父親になっていく。