あらすじ
人生どん底、引きこもりの内海陽菜子、24歳。彼女の日課は真夜中の散歩。夜ごと町をさまよい、将来の不安から目をそらす毎日だった。
ある日、散歩中にどこからともなく美味しそうな匂いがただよってくる。近くに飲食店はなかったはず、しかも時刻は午前二時。不気味な状況に陽菜子は恐ろしかったが、匂いののもとをたどり始める。すると明かりがともる場所を見つける。勇気を出して扉を開けると、そこは一軒の食堂だった。
引きこもり女性がその不思議な食堂やそこに来るお客さんと関わりながら、ちょっとずつ前を向きはじめる。福井県を舞台にしたほっこり美味しい物語。