あらすじ
過労で心身をすり減らした社畜会計・瀧戸タクトは、クラスごと異世界に召喚され“外れ”スキル《微徴》を与えられる。効果は半径内で発動した魔法から“たった一%”を自動徴収するだけ――のはずが、タクトは気づく。この世界の魔法は「詠唱=申請、加護=許可、発動=決済」という取引だと。
彼は《微徴》を「課税」に進化させ、戦場に課税域を展開。詠唱から効果を源泉徴収し、未納には延滞金スタンを叩き込む。差し押さえたバフは味方へ再配分、都市に徴魔塔を建てれば、撃つほど軍が強くなる“黒字戦”が始まる――。
立ちはだかるのは、魔法を非課税化する免税僧団、多名義で術を洗浄するロンダラー公、そしてあらゆる記録を拒む簿外の魔王零勘王。タクトはエルフ監査官リサや印具職人ジュノと共に、二重帳簿結界で虚偽を暴き、最終的には戦場全体を中央清算へと巻き込む。
鼻血一筋、皮膚に焼き付く差押印――ちょいダークな手触りで、搾取の理不尽を“設計”でひっくり返す会計魔法譚。「数字は嘘をつかない。なら、世界を正しく記録しよう」
詠唱は源泉徴収、未納はスタン。戦場を黒字化する徴魔官の無双が、今、始まる。