あらすじ
ある日、「ありがとう」が世界から消えた。
次に「ごめん」、その次に「がんばれ」。
人の心を伝える言葉たちが、ひとつずつ静かに消えていく。
辞書からも、スマホからも、人の記憶からも——まるで最初から存在しなかったかのように。
高校2年の僕は、言葉が消えていく日々の中で、同じクラスの文芸部の女子・千夏と少しずつ心を通わせていく。
だけどある日、世界に残された「消える言葉」が記された謎のリストを手に入れる。
その中に、最後に書かれていたのは——『好き』。
伝えたい気持ちが、言葉ごと消えてしまう前に。
僕たちは、言葉のない想いを、どうやって届ければいい?
言葉と心をめぐる、15日間のラブレター。