あらすじ
降星災が空から降り注ぎ、地球は灰色に沈んだ。
生き残った人類は、軌道花園都市《アルボル》に逃れた。
そこにそびえるのは、自らの心臓を大地に埋めた人工開花者《ユグドラシル》の巨木——この世界最後の命の源。
第七花班の班長、紅葉。
終末の地で一度だけ咲き、仲間を守る力を得た少女。
だが初めての模擬戦で突きつけられたのは、圧倒的な実力差と、静かに迫る「星の侵攻」の影。
花は咲くだけでは生き残れない。
散るか、戦うか。
次に紅葉が立つ戦場は——もう、帰って来られない場所かもしれない。
終末に咲く紅い花は、希望か、それとも滅びの前触れか。