あらすじ
―王宮の豪華な大広間。
今日は学園の卒業パーティーである。
本来なら婚約者のレオナルド・シュトルツと共にいるはずだったのだが、公爵令嬢セリーナ・ヴァレンティーノは1人マカロンに夢中だった。
(あぁ、本当レオナルド様の代わりに生徒会の皆さんとパーティー準備をさせていただいて良かったわ。
こんなに美味しいマカロンをこんなに取り寄せられるなんて・・・)
いくつかマカロンを取り分けながら会場を見渡すと、皆の視線が会場の中心、玉座の階段に注目しているのに気づく。
(あら?何かしら)
皆の視線の先を辿ると煌びやかなシャンデリアを背にこの国の王太子レオナルド・シュトルツが階段の最上階からピンク色の髪の侯爵令嬢カミラ・ブリュエルを伴ってやってくるのが見えた。
(カミラとレオナルド様?
あぁなんだ、2人ともこのためにわたくしに準備を頼んだのねぇ。
素敵ね。どんなサプライズかしら?)
ワクワクした気持ちで2人を見つめているとセリーナの目の前まで2人はやってきた。
そこでセリーナにレオナルド・シュトルツは冷たく言い放った。
「セリーナ、君との婚約は破棄することに決めた。ーーーーーーーー
平民落ちの侍女採用ですの?わたくし、しっかりやり遂げますわ!