あらすじ
若き下女・義乃は、胎の不治の病にかかった主・熱海御前の双子の乳母に任命される。戸惑いながらも乳母として子を育てる中で、義乃は次第に真の母性を育み、家族の絆を紡いでいく。やがて熱海御前との信頼も深まり、様々な困難を乗り越えながら、義乃は自らの使命と愛に向き合っていく。
八と社と鱈の舞~登場人物紹介~
義乃 よしの 17歳
宮之前御殿で働く中下級下女で頑張り屋、ある時義乃の主人の熱海御前が胎の不治の病にかかり、子は出来ていたがこれでは子を産めないとなり、
誰か乳母を探したが誰も立候補せず、義乃の番になった時に義乃は何も言えなかったので乳母になってしまい、その子達(2人)を育てることにもなり
最終的にはその子達の母になる。
お鶴 おつる 42歳
義乃の母で娘の状況を見て、心配したり育児を手伝ったりして助けている。
熱海御前 あたみごぜん 27歳
胎の不治の病にかかった張本人で義乃を乳母として起用するが娘2人が産まれたばっかりの時にちゃんとした母の胎から産まれなかった事を
理由に娘達を義乃に押し付ける様に親権を渡し、それ以後は娘達には冷淡な態度でいる。
海御前 うみごぜん 0歳
本来は熱海御前の長女で双子の姉、育児放棄を理由に義乃の娘となる。
緑命院 りょくめいいん 0歳
海御前の双子の妹、姉同様育児放棄を理由に義乃の娘となる。
紅林友晴 くればやしともはる 28歳
熱海御前の夫、
妻が息子ではなく娘を産んで、産まれた娘達に対してとても冷淡な態度でいる。
桃院 とういん 16歳
義乃の後輩で下級侍女
義乃の妹的存在いつも義乃に可愛がられている。
艶綾蝶 えんやちょう 18歳
義乃の中上級侍女
いつも義乃の相談役であり、姉的存在である。
恒久院 こうきゅういん 54歳
本来は海御前姉妹の祖母で義乃の母のお鶴の一番親友
友晴の母で、孫娘たちを戻すように何度も訴える。
義助 よしすけ 43歳
義乃の父
海御前姉妹の状況を深く理解して、実の孫娘たちの様に接している。
来紅姫 らにべひめ 72歳
元花魁で、義乃の父方の祖母、義助の母
かつての花街・雷原(かんなばら)で一世を風靡した岐祝屋の一番花魁。
ある時にある男と恋に落ち夜逃げし、1人息子である義助を産んだ。
その男は義乃の父方の祖父で義助の父である。義蔵と夫婦になれたことをとても嬉しく想い後悔はしていないらしい。
義蔵 よしぞう 74歳
義乃の父方の祖父で義助の父
厳しくも家族の為ならば命をも賭ける。
困難な時代に生まれたのだが、来紅姫と結ばれ子もできて幸せだそうだが家は先祖代々農民で貧しい。
彦助 ひこすけ 19歳
義乃の幼馴染みで彼の父と義乃の父が従兄弟らしく幼き頃からの親友である。
顔は爽やかな好青年で性格は万人受けするほどの優しく温厚な性格。
伝之介 でんのすけ 17歳
義乃に片思いする青年で義乃の温かな優しい性格に惹かれたそうだ。
蝶蘭 ちょうらん 16歳
彦助に片思い中の女の子で義乃の事を勝手に恋敵と決めつけ嫌がらせをしたり、彦助から離れるよう何度も訴えたりしている。