あらすじ

「目標は、目立たず、騒がず、平穏に。俺はただ、静かなスローライフを送りたいだけなんだ!」

始まりの街に降り立った青年リヒトの願いは、ごくごくささやかなものだった。しかし、彼自身も気づいていない、たった一つの問題を除いては。――彼が、くしゃみをすれば山が吹き飛び、つまずいて転べば大地が割れて魔王軍が半壊する、神すらひれ伏す【無敵】の存在だという問題を。

本人は自身の規格外の力を完全に無自覚。「いや、今の地響きは俺が転んだせいじゃなくて、きっとただの地震だって」「森の主が倒れたのは、投げた木の実が偶然急所に当たっただけだから!」と全力で主張するが、時すでに遅し。彼の〝うっかり〟は、常に奇跡的な〝幸運〟として仲間たちの目に映ってしまうのだ!

「リヒト様がいれば百人力ですわ!」「あなたの幸運は、まさに神の御業!」
極度の方向音痴なのにリーダー気質の女戦士に、聖なる騎士なのにドジっ子すぎるクルセイダー。古代語を絵本のようにスラスラ読むおっとり聖女に、最強を自称するも腹ペコで倒れる天才魔導士。果ては国を飛び出した軍師の才を持つ姫まで! 個性豊かすぎる仲間(主に美少女)たちは、リヒトの起こす奇跡(本人は事故だと思っている)に助けられ、彼を「神に愛された究極の幸運の持ち主」だと信じて疑わない。

「ちがう、ちがうから! 俺は何もしてない! 全部偶然だってば!」

彼の悲痛な叫びは誰にも届かず、勘違いの連鎖は加速していく。行く先々で巻き起こるトラブルを「偶然」で解決し、敵対するはずの盗賊団すら助けてしまい、気づけば彼の周りは女の子でいっぱいの勘違いハーレム状態に!?

基本は腹筋崩壊のドタバタコメディ! でも、それだけじゃない。
仲間たちが抱える過去の傷、世界を裏から蝕むマッドサイエンティストの狂気的な陰謀。シリアスな展開では、仲間たちの絆と成長に胸が熱くなり、思わず涙するシーンも。

すべての物事は、複雑な因果の糸で絡み合う。
彼が「たまたま蹴った小石」一つが、世界の運命すら左右する。
果たしてリヒトは、最後まで正体を隠し通し、念願の平穏なスローライフを手に入れることができるのか? それとも、勘違いの果てに救世主として歴史に名を刻んでしまうのか?

最強の力を持ちながら、誰よりも平穏を愛する男の、無自覚&勘違い無双ファンタジー、ここに開幕! 電車の中で読むのは、絶対にお勧めしません!

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アルファポリス
アルファポリス2025/08/11
  • 現在の作品神の力を隠して平穏に暮らしたいのに、俺がくしゃみしただけで伝説の竜が死ぬし、聖女や姫に勘違いで崇められて困る。