あらすじ

大国に挟まれた小国のイサラス。その国の若き王レックスは焦っていた。北の隣国のレグナスと西の隣国のガダスが同盟を結ぶことになったからだ。同盟の証として、ガダスの王女がレグナスに輿入れするというので、レックスは同盟の阻止を目論んで、この婚姻を妨害するため動き出す。 婚姻の妨害、それはすなわち花嫁の拉致であった。 レックスは一国の王が盗賊まがいの仕事をすることに葛藤があったが、今はそんなことも言っていられない瀬戸際だった。 移動する花嫁の一行を襲い、ガダスの王女アイリーンを自分の城に連れて帰ったレックスだったが、思ったのと違う女性だったことに戸惑っていた。 アイリーンのことは、当初の目的が達成されればガダスへ送り届けるつもりだった。しかしレックスは、アイリーンを知るほどに手放せないと言う思いが募ってくるのだった。 アイリーンも、当初は、自分をさらったレックスに腹を立てていたが、彼の事情を知り、彼の率直な人柄に触れたことで、彼を手助けしたいと思うようになる。 お互いに興味を持ち、より知り合いたいと思うものの、さまざまな誤解や邪魔で近づけない二人。 これは、思いどおりに生きることができなかった二人の心の葛藤と決断の話。 *これは「悠久の落とし子アリン」の話の主人公、魔術師アリンの子孫の話になります。 「ガダス」という国は、アリンの直系子孫が建国した国です。 アリンの弟、エイダンの子孫がタウルンディアに残りますが、彼らは西から移動してきた民族に滅ぼされ、タウルンディアという国は無くなります。その後に興った国が、作中の国「イサラス」です。 西の民族とはツアラングで勢力を持っていた部族の一つです。   *表紙写真「GIRLY DROP」引用。(加工済み)

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エブリスタ
エブリスタ2024/01/29
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