あらすじ
---俺は、君のタンポポのような、柔らかくて優しく、真っ直ぐで可愛い所に惹かれたんだよ…。
***
初めて愛した人。俺に宝物をくれた人。
その人は薔薇のように美しく、芯が強い女性だった。
そして、次に愛した人は、その彼女そっくりで、でも、彼女とはまた違う魅力を持った、優しく笑うタンポポのような青年だった。
顔は似ているが性格は全く違う二人……。
そんな彼と引き合わせ、出会えたのは、死んだ彼女が俺に伝えたい事があったからではないかと俺には思う。
それはたぶん、彼女の事ではなく、赤の他人の彼に対して---彼を愛してあげて。そう言っているように……。
それくらい、彼は一人で頑張っていた。
大切にしたい。
俺の宝物と同じくらい、ずっと、一生。
そう、強く、強く強く思った。
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この作品は、大切な人を亡くし、それでも必死に宝物を守ろうと一人頑張るサラリーマンと、本物の愛を知らずに生きてきた青年の恋愛模様を描いた純愛小説。