あらすじ
━━彼女は敗戦処理のための使い捨ての女帝。
すべての戦争責任を背負い、絞首台にのぼるはずだった。
1944年(照和十九年)大晦日未明に帝が崩御、幼い弟宮の代わりに、姉宮である第一皇女・陽宮睦子(はるのみやちかこ)が1945年元日に践祚。
元号は照和から春和へと改元された。
戦況が悪化の一途をたどる中、女帝は上海へ『疎開』と称して送られる。
隠れ暮らす彼女に接触したのは、東洋と西洋の血を引く青年、マコト。
ソ連の外交官を装い近づく彼の正体は、帝国陸軍特務機関の諜報員だった。
亡命、外交、裏切り、そして恋。
戦争の果てを見届けるため。
そして、生き残るため。
若き女帝と青年は、大陸を駆ける。
これは、虚構と真実の狭間で生まれた、一つの愛のかたち。
アジアから中東、欧州へ──。
若きふたりが『終戦』を求めて世界を越える、亡命ロマンス。
◆身分差×諜報×逃避行×恋愛◆
◆時々、政治劇と心理戦と銃撃戦◆
※恋愛成分多めです。
※史実改変あり・世界観は架空ベース。
※暴力・流血を含む描写があります。
※本作は1940年代風の架空世界を舞台としたフィクションです。
※小説家になろうと同時掲載。