あらすじ
第一章
人と話すのが大の苦手なマイは、富詩木中学校への入学式、地震で倒れてきた二宮金次郎の像にぶつかりそうになったところを、同級生のリンに助けられる。あっけにとられるマイは、その場に現れたオカルト研究部部長で三年生のスズに目をつけられ、研究部に勧誘される。
オカルト研究部では、富詩木中学校の「座った姿」の二宮金次郎が、夜な夜な本を読むオカルトの真相について調べているという。しかし、マイはグイグイ勧誘してくるスズが怖くなり、入部を断ってしまう。
マイは、入学式の放課後、偶然スズ再会したことで、オカルト研究部を見学することにする。そこで、スズと二年生部員のセンナから、研究部の活動について教えてもらう。よく聞くと、オカルト研究部の活動は、幽霊を捕まえたり怪奇現象を探したりするのではなく、そもそもオカルトがどこで作られて、どうして広まっていったのかを科学的に調べるものだった。
興味を持ったマイは入部して、研究部の仲間たちとともに学園祭に向けて、二宮金次郎の像にまつわるオカルトを調査することにする。このために、図書館での調べものや、リンのおじいさんへの取材、他校の「立って本を読んでいる姿」の二宮金次郎の像がある中央中学校の校長先生や生徒への取材を実施する。
そこからは、思いもよらない二宮金次郎の像の歴史、そして、座った姿の富詩木中学校と、立って本を読んでいる姿の中央中学校の二宮金次郎の像にまつわるオカルトには意外な共通点があることも分かってくる。
取材をとおして人と話すのが苦手なことを克服しつつあったマイだったが、オカルト研究部が二宮金次郎の像について調べていることを聞きつけた商店街の会長から、商店街の大人たちに向けて、調査結果を講演してほしいと依頼される。
マイは、かつて富詩木中学校に通っていた商店街の大人たちと関わる中で、どうしてこんなにも、多くの人たちが二宮金次郎のオカルトに心をひかれるのか、その答えにまでたどりついていく。
第二章
骸骨模型は、もしかすると本物の人間の骨という噂話が。スズが家を継ぐかどうかの問題も相俟って、オカルト研究部は大混乱!?