あらすじ
砂塵舞う戦場を疾走するのは、傭兵カイの愛機《ヴァルチャー》。地雷原すらスラロームで突破し、助手席の狙撃手レナが荷電粒子砲で敵陣を吹き飛ばす。激戦を終えて基地に戻った二人は、互いの腕を認め合うが、食事の席でレナが元相棒で恋人のルーカスの存在を明かし、カイは複雑な胸中を隠す。
数週間後、別任務中のカイはレナの救援信号を受信。相棒ボリスと共に敵前線へ突入し、包囲を突破するも、ルーカスは重傷のまま息絶える。悲嘆に沈むレナに、カイは「復讐も悪くない」と背を押し、三人は仇を追う。
立ちはだかるのは義手の巨漢が操る怪物、《グラディウス級》重戦車。怒涛の機銃掃射、地面をえぐる主砲の一撃――だがカイの超絶ドライビングとボリスの援護、そしてレナの正確無比な一撃が巨体を沈める。爆炎の中で仇を討ったレナは、ルーカスの墓にドッグタグを置き、わずかな笑みを見せる。
その帰り道、ヴァルチャーの屋根にはボリス専用の“増設シート”が縛り付けられ、三人は笑いとエンジンの咆哮を響かせながら、新たな戦場へ走り去った。