あらすじ
魂の共鳴「たまゆら」が絶対とされる世界。伯爵令嬢のリーナは、魂が響かない「無響者」と判定され、婚約を破棄された。そのうえ王女からは「欠陥品」と罵られる。
全てを失い絶望の淵に立たされた彼女の前に現れたのは、同じく「無響者」として知られる謎多き美貌の公爵、カイゼル・ヴァルトハイムだった。
「お前はただの無響者ではない。その力を俺のために使え」
彼から持ちかけられたのは、互いの目的を果たすための「偽りの婚約」。しかし、リーナの持つ力は、魂の繋がりを断ち切るだけではない、歪んだ運命さえも『繋ぎ変える』伝説の力『逆響』だった。