あらすじ
叶わぬ恋でも、会いたかった――満月が川をひらく夜、異世界から君へ。
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異世界の水辺の村に暮らす少女・エララ【18歳】は、ある日川沿いで不思議な光景を目にする。
満月の夜、川面が淡く光り、その流れに乗って“見たことのない小さな板”――スマホが漂い着いたのだ。
やがてエララは、その板が「現代」という別の世界と繋がる道具だと知る。
しかし現代の映像を見られるのは、川沿いにいるときだけ。
そんな制限の中、エララは偶然、あるショート動画に心を奪われる。
そこに映っていたのは、金髪で自由な笑顔を見せるアパレル店員・百合林潤(ゆりばやしじゅん)【26歳】。
彼の隣には、都会的で美しい恋人・安藤朱美(あんどうすみ)【21歳】の姿がいつもあった。
二人は人気カップルチャンネルとして多くのファンを魅了し、エララは叶わぬ恋だと知りながらも、画面越しの潤から目を離せなくなる。
「会いたい…」
その想いが膨らんでいったある満月の夜、再び川が光り始める。
これに飛び込めば、彼に会えるかもしれない――。
迷いを捨て、エララは光の流れに身を委ねる。
時空を歪ませる光を抜けた先は、2025年の日本。
そして偶然にも、川沿いで動画撮影をしていた潤と朱美の姿が――。
現代の光と影の中で、異世界の少女の一途な恋は始まる。