あらすじ
生まれつき触れたものの記憶や感情を読み取るサイコメトリ能力を持つ航大(こうた)は、緑林学園高校へ入学すると同時に、「出る」と噂の『別館』を拠点にオカルト研究部を立ち上げた。メンバーは、霊能力者家系の幼なじみ・莉穂(りほ)と、いつも冷静な同級生・彬(あきら)の三人。
大正時代から不審死や神隠しといったおぞましい噂が絶えないこの学園だが、令和の現在にはそんな事実は知られていない。航大は、過去の怪奇現象の真実を解き明かし、その根源を絶つことを密かに決意していた。
そんなある日、学園中の男子が憧れるマドンナ・栞(しおり)が、入部を希望。なぜ彼女が、このマニアックな部へ? 彼女もまた、この学園に潜む“何か”に引き寄せられた一人なのか?
これは、学園に巣食う闇に迫るオカルト研究部が、霊に憑かれた生徒たちの悩みとその霊たちの悲劇を紐解いていく、オムニバス形式の学園ホラーミステリー。