あらすじ

(冒頭) 人間は、放っておけば何の害もないはずの他者を、なぜか放っておくことができない。これは本能的な警戒心の名残であると同時に、現代社会における不必要な干渉の根源でもある。歴史的に、人類は群れを作り、その内部の結束を保つために「自分たち」と「他者」を区別し続けてきた。その区別が極端に傾くと差別になる。本来ならば、相手が直接的な脅威を与えない限り、放っておくことこそ最も安全で合理的な態度であるはずだ。しかし現実には、人は相手を放っておかない。なぜか。それは、差別や攻撃が単なる防衛手段ではなく、「快楽の対象」に変質しているからである。

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カクヨム
カクヨム2025/08/10
  • 現在の作品【無視力】差別を終わらせるための静かな力