あらすじ
高校入学初日―。
龍禧 翔真(たつき しょうま)は、新たな学園生活にささやかな期待を抱いていた。
だが、彼の日常は突如として壊される。
“叛理逸者”。
それは、超能力が使える選ばれし者ではなかった。
前世の力を扱う能力(リバレイター)に転位した彼は、知らず知らずのうちに、異能力者達の争いの渦中へと足を踏み入れてしまう。
そんな翔真の他に同じくして“異なる宿命”を背負いながら生きる者達がいた。
―天國 熾埜(あまくに しや)。
敬虔なシスターの家系に生まれながらも、“推し活”を人生の楽しみとする少女。
心優しくも、どこか周囲と距離を置き続ける彼女が隠すのは、微笑みの奥に潜む、誰にも理解されない“痛み”。
―黒埼 煌希(くろさき こうき)。
クォーターであり元暴走族総長。
今は叔父のバイク屋を引き継ぎ、静かに営んでいたが、幼少期から彼が背負った“呪い”と“誓い”は未だ彼の中で燻り続けていた。
―鴛ノ屋 宰(おしのや つかさ)。
大手貿易会社の御曹司でありながら、高校卒業後、家を出て、その肩書きを捨てた男。
行方不明となった“ある人物”を追い続ける彼は、自由の裏で背負わされた家系の“名跡”と向き合う事となる。
交わるはずのなかった四人が、異能を巡る運命に導かれ、何もなかった日常に亀裂が走り始める。
―彼らの出会いは偶然か、必然か。
その裏である存在による思惑が蠢き始めていた。
“異人(アベラント)”と呼ばれる人ならざる能力を人工的に手にした者達による怪奇事件が各地で巻き起こる。
その裏で、彼らを監視し、利用しようと目論む謎の組織。
全ては、誰にも気づかれぬまま、悟られぬまま秘密裏に実行、計画されていた。
与えられるだけではなく、自ら選び取る意思を持つ者だけが、
この歪んだ世界を正し、真実へと辿り着ける。
四人の主人公たちの選択がまだ見ぬ未来へ導く、群像劇。
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※本作に描かれる団体・組織・事件等は、すべてフィクションです。実在のいかなる組織・事件・人物とも関係ありません。
【同作品はNolaノベルにも掲載しております。】