あらすじ
兄の失踪から一年。
藤咲紗夜は、兄が最後に通っていた学園に転校する。
冷静で礼儀正しい彼女は、誰にも本音を見せない。
「私は兄のことなんて、もうどうでもいい」
そう言いながら、彼女は兄の痕跡を探し始める。
学園には、誰も語りたがらない“過去”がある。
裏掲示板に残された謎の投稿。
心理クラブという非公式の集まり。
そして、沈黙を貫く生徒たち。
紗夜は、仮面をかぶって真実に近づく。
だが、彼女の周囲もまた、嘘でできていた。
これは、嘘から始まる青春のミステリー。
誰が嘘をついているのか。
そして、誰が本当に“消えた”のか。
【登場人物】
〇藤崎小夜(ふじさきさよ)➡冷静沈着。兄の失踪を追う転校生。仮面の微笑みで本音を隠す。
〇神崎凛(かんざきりん)➡観察力が鋭く、紗夜の仮面に気づく。過去に兄と接点がある可能性。
〇神崎悠人(かんざきはると)➡無気力系男子。兄の失踪に関わる“何か”を知っているが沈黙している。
〇藤崎佑馬(ふじさきゆうま)➡一年前に失踪。心理クラブに関与していたとされる。
〇伊藤来夢(いとうらいむ)➡完璧主義者。学園の秩序を守るため、ある“選択”をした人物。
※凛と悠人は血縁関係はない。(兄妹ではない)