あらすじ
この世界では、五歳になると“祝福”と呼ばれる力を授かる。
それは剣に炎を纏わせ、言葉ひとつで雷を呼び、風を操る奇跡の力。
祝福の優劣が、そのまま人生の明暗を分ける世界で──少年ルーフェンが得たのは、葉っぱを舞わせるだけの無力なスキルだった。
仲間からは無能扱いされ、パーティからは見捨てられ、誰からも必要とされなかった彼。
だが、すべてを失ったその先で、彼は“本当の祝福”に触れる。
大地に根を張る植物たちと繋がり、その力を借りて戦うという未知の能力。
それは、誰にも知られていない、けれど確かに最強へと繋がる力だった。
己の価値を証明するため。
そして、かつて交わした“ある約束”を果たすため。
少年は静かに、けれど確かに──世界を覆す英雄への道を歩み出す。
これは、ただの“落葉の舞”と呼ばれた祝福が、
やがて王国をも動かす力へと至るまでの、ひとりの少年の逆転の物語。