あらすじ
世界の中心を貫く神聖な天鵞絨の大樹。
その壮大な枝葉の下、四季折々の花々が絶えず咲き誇る神聖な森には、「花使い」と呼ばれる選ばれし者たちが集う。彼らはそれぞれの季節の花の加護を受け、魔怪物「シェイド」の呪いから世界を守る使命を担っていた。
しかし、シェイドの呪いは凶悪で強大。触れられた者は身体と精神に深い傷を負い、やがて死に至る。呪いは生物だけでなく物にまで及び、周囲の環境を汚染し続けるため、被害は日増しに拡大していく。
春の家族、夏の友達、秋のライバル、冬の運命共同体。
四つの季節の守り人たちは、それぞれの絆と力を胸に、試練に立ち向かう。だが彼らの間には秘密と葛藤が渦巻き、守るべきものを巡る想いが複雑に絡み合っていた。
やがて、天鵞絨の大樹の鼓動が激しさを増し、花霞が幻想的に揺れる時、運命の歯車が静かに動き出す。守り人たちは己の力と絆を信じ、命を懸けて迫り来る魔怪物との戦いに挑む。
これは、花と大樹に選ばれし若き守護者たちの物語。
それぞれの季節の花が織り成す運命の絆が、未来を決する戦いの幕を開ける――。