あらすじ
偽りの聖女と蔑まれ、婚約者である王太子に断罪され追放された公爵令嬢エリアーナ。全てを失い、雪原で命尽きようとしていた彼女を救ったのは、敵国の「呪われた公爵」カインだった。
「俺の呪いを解け。さすれば復讐の機会をやろう」
その契約から始まる新たな生活の中、エリアーナは虐げられてきた自分の中に、聖女の力を遥かに凌ぐ「精霊の愛し子」としての才能が眠っていることに気づく。カインの不器用な優しさに触れ、凍った心が溶かされていく一方で、彼女を捨てた祖国は偽りの聖女によって崩壊の危機に瀕していた。
今更になって「帰ってこい」と迫る者たちへ、エリアーナは愛する人の隣で決別を告げる。これは、虐げられた令嬢が最強の力を手に入れ、一途な愛と共に鮮やかな復讐を遂げる物語。