あらすじ

――これはファンタシアを問う物語― ―  林に暮らす花の妖精アネモネとジニアは、一つのリンゴを分け合うほど仲がいい。その出会いは晩冬アネモネの群生地にて、ジニアが眠るアネモネを見つけた時のことである。ジニアはアネモネに林での暮らしを教えた。花冠の作り方、歌や踊り、おいしい木の実や毒草、他の妖精たちのことと様々だ。その関係は母と子、大親友あるいは恋人。どのような言葉でも過不足がある。  春の終わりを感じるある日のこと、老いと季節外れに気だるげなジニアは「特別な日」として、アネモネと散歩することを提案する。眠る乙女の顔に木の葉をかぶせたりする無邪気で純真無垢なアネモネは大喜び。ジニアもそれを見て微笑むが、その顔にはどこか深く刻まれたような悲しみが見え隠れするのだった。

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エブリスタ
エブリスタ2020/05/17
  • 現在の作品永久の森のミメーシス