あらすじ
消防本部指揮隊長の片貝鉄馬は、消防学校教官として長年勤務した経験があり、組織の中では知らない者がいないほどの存在であった。
片貝は、知事選挙の立候補者が焼身自殺を図った事案に出動し、そこで火災調査を担当するかつての教え子館山新平と遭遇する。
新平は片貝に対して、消防学校時代に厳しく指導されたことを根に持ち、憎しみを抱いていた。火災から数日たったある日、自分が目をつけていた女性消防官と片会っている場面を目撃した新平は激しく嫉妬し、国会議員の秘書を務めている父を利用し、片貝のスキャンダルを仕立て上げ、片貝を追い込む。
その結果、片貝は組織から姿を消してしまう。
四月から消防学生として初任教養訓練を受けている息子の片貝龍成や、かつての教え子たちは、鉄馬の手掛かりを探すために奔走するが、手がかりはなかった。
一方、片貝を陥れた張本人に目星をつけた女性消防官市川純奈は、慕っていた片貝の仇をとるために、志を同じくする富浦涼香とともに「目には目を」と策略を練る。