あらすじ

時は平安。人知れぬ孤島「ヒノモトクモシマ」では、命を生む神アンク、死をもたらす神マウト、治癒の神シエル、葬祭の神ニフティが独自の文化と人々の命を守っていた。 病弱な島民のために“治癒の花”を育てるアンクと、弱き者は淘汰すべきと考えるマウト。理想と冷徹、二柱の神の理念は相容れず、やがて悲劇を呼ぶ。紫檀色の花を口にした村人たちが変貌し、島は血と憎悪に染まった。 滅びゆく人間を前に、アンクは「愛し合い、死を尊ぶ生」を望むが、マウトは母神の転生と神々の覇権を追い続ける道を選ぶ。決裂の末、アンクは四散し、マウトは人間を使徒として支配を拡大していく。 舞台は変わり、砂漠の国マアタルク神殿。アンクら四神と、異母兄弟であるオシリスたちの間には、父ゲブの愛情や立場を巡る確執が渦巻いていた。懐胎の儀、霊魂崇拝の儀——生と死を司る壮麗な祭儀の裏で、誇り高き神々は互いを牽制し、運命に抗おうとする。 神として永遠を生きることに倦み、愛と孤独の意味を求める者。 力と支配をもって神の座を奪わんとする者。 そして人間の中に生きる希望を見出す者。 神々と人間の想いが交差する時、世界は新たな選択を迫られる——

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カクヨム
カクヨム2025/08/10
  • 現在の作品カエルレア幻想譚〜神と人間、永遠の絆〜