あらすじ
高校三年の長谷川綾はアヤミと名乗って援交をしていた。それは自分たち家族を崩壊させた社会への復讐の手段だった。
そんな綾を偶然見かけたクラスメイトの高橋俊。今まで接点の少なかった二人が接近するにつれて綾の心が変わる。
「氷姫」などとクラスで呼ばれる長谷川綾の心を、知らず知らずのうちに高橋俊は溶かし、綾の復讐心は自然と萎んで行く。
ところが夏のある日、街中で女の子連れの高橋俊を見た綾の心は乱れた。このまま復讐を止めるわけにはいかない、と決意した綾が出会った援交相手の中年男は、思いがけずも「高橋」という姓だった。
「高橋」の名前に俊のことを思い出した綾は、援交目的で入ったはずの高級ホテルから逃げ出したのだが、のちに「高橋」が俊の父親であると気づいてしまう。
自分のしてしまったことに悩む綾と、父親の逮捕で自身の環境が一変する俊。ある夜、お互いの秘密を告白しあった二人はついに……。