あらすじ
29歳、専業主婦・上村涼子。
夫と息子に囲まれ、穏やかな日常を送っていたはずの彼女は、ある日「過去」を知る男・椎名と再会する。
かつて夜のバニーガールとして働いていた──
それは涼子にとって、封印したはずの過去。
だが椎名は言う。「そのスーツは、あんたのためにあるんだ」と。
ひとつの命令。
ひとつのスーツ。
そして、ふたたび開かれるファスナーの音。
主婦としての涼子の生活は、ゆっくりと、しかし確実に変質していく。
網タイツの下に宿る快楽。
鍋をかき混ぜながら思い出す調教の記憶。
母でありながら、妻でありながら、“誰かの女”であることに溺れていく日々。
家庭という最も清らかな場所で、
彼女は静かに、確実に、変態として完成していく──
これは、「見られることで悦ぶ女」へと堕ちていった、ひとりの主婦の記録。
フェティッシュと日常の境界が溶け落ちていく、背徳の調教譜。
あなたはまだ、「耳」と「尻尾」が揺れる理由を知らない。