あらすじ
侯爵令嬢リアンナは、心から愛する王太子の婚約者として、地味な政治の裏方を黙々と務めてきた。
しかし、異世界から来た少女アリスが日本の知識で改革を進め、「聖女」と称えられると、王太子の心は次第に彼女へ傾いていく。
夜会の場で告げられた言葉は、あまりにも冷たかった。
「リアンナ・ヴァルグレイブ。そなたとの婚約を、ここで破棄する」
愛する人に背を向けられたその瞬間、リアンナは忘れていた前世――日本で証券ディーラーとして生きた自分を思い出す。
お人形のような令嬢は消え、冷静で気の強い頭脳派の女が目を覚ました。
「この世界を変える」
愛を失った彼女の、自由への戦いが始まる。