あらすじ

キャロライン・ミラーは疲れていた。 女神に選ばれた聖女として、国のために身命を捧げる日々は息つく暇もない。外に出ることを禁じられ塔でひとり、粗末な食事と過酷な生活環境にもみくちゃにされながら祈って、祈って、祈り続けて……。希望と癒しの象徴であるはずなのに、体はボロボロ、心はズタズタ。それでもキャロラインは毎日きちんと祈りを捧げる。 感謝します、女神さま。ありがとうございます、女神さま。感謝の言葉もございません、女神さま。本当に、もう……感謝の言葉はないのですよ、女神さま。 しかしある日、『妹のほうが相応しい』と聖女の席を譲るよう迫られ、キャロラインの脳裏で何かが千切れる音がした。

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カクヨム
カクヨム2025/08/09
  • 現在の作品スミレト=カブト