あらすじ
辺境伯家の令嬢アニタは、家族にも婚約者にも厄介者として扱われていた。
剣ひとつで国境を守り抜いた功績を認められることもなくひたすら冷遇される日々。
そしてついに、和平記念パーティーの場で、婚約者はアニタに婚約破棄を宣言する。
追い打ちをかけるように、アニタは北の“魔の森”への追放を命じられてしまう。
けれど国を守るためその身を一つで戦ってきた令嬢は決して泣き崩れたりはしない。
アニタはその日、すべてを捨てて新たな地へ向かう決意をする。
魔の森での過酷な日々を生き延び、そして彼女は国を捨てた。
──出会ったのは、真っ直ぐなひとりの青年。
平民である彼との出会いは、アニタにとって初めての“恋”だった。
力こそ、すべてを解決する。
この物語は、誇りを捨てなかった戦士令嬢が「本当の幸せ」と出会うまでの、痛快で苛烈な恋の物語。