あらすじ
【これはワイダニットの向こう側にある――真実の物語】
「読むな!」と大きく書かれた一通の手紙。その手紙は、アパートの隣に住む五百雀(いおじゃく)から篠原(しのはら)にあてて書かれたものだった。物語は、そこ記された衝撃の告白文から始まる。
平凡で凡庸。この春から大学生になった篠原宏樹(しのはら・こうき)。
独自の思考法で、あらゆる謎を一瞬で解き明かしてしまう五百雀祀(いおじゃく・まつり)。
そして天真爛漫なお嬢様、芥子菜紡(からしな・つむぎ)。
三人の間に一体何があったのか。
誰もが幸せに生きたいと願い続けた、その果てに訪れた悲劇。
そして手紙を読み終わり、全てを知った時、篠原の選ぶ選択とは。
※第四回書き出し祭りで総合一位をいただいた作品を連載版にしたものです。愛憎・狂気・虚構の入り交じる物語をお楽しみいただければ幸いです。