あらすじ
魔王が死んだ。
それは魔王討伐大隊の総攻撃、前日の事だった。
“魔王を倒した陣営が、その後の覇権を握る”という不文律は崩され、各国勢力は大混乱となった。
そんな中、小国から派遣されていたゲイツら四人の仲間たちは、国力と相反した実力者ぞろいで、これまでの戦いで大活躍を見せていた。
ところが大国同士の勢力争いの影響か、唐突に帰国命令が下された。
「俺たちの旅は、もう終わりだ……」
戦いよりも、そんな勢力争いに疲れていたゲイツは、その命令を受け入れた。
翌日、帰国の途に就いたゲイツ達を待っていたのは、予想だにしない状況だった。
「魔王を倒したのは……あなた方ですね」
大国の実力者が自分たちに刃を向ける……まったく身に覚えのないゲイツは困惑した。
そして、状況をひっくり返す予想外の乱入者も現れた。
――時として、旅の終わりは“新たな旅の始まり”である。