あらすじ

[あらすじ] 公立松籟(しょうらい)高校へ通う一年生、朝霧涼也(あさぎりりょうや)は波風の立たない平穏な学生生活を送っていた。 入学して初の学校行事となる体育祭を終えた登校初日。憂鬱気味のまま昼休みを迎えた朝霧涼也は、同級生の中でも一線を画した容姿で注目を集めている女子生徒、夜宮霞(やみやかすみ)から突然声をかけられてしまう。 「少し私の八つ当たりに付き合ってよ」 「おまえには俺がサンドバッグにでも見えているのか?」 胸をときめかせてしまうような展開が始まるのかと思いきや、そんな都合のいい話はあるはずもなく。不慮の事故のような出会いから顔見知りとなった二人は、それから関わり合うこともなく、元通りの生活が続くはずだった。 ある日の放課後。生徒会から仕事を頼まれ体育館を訪れた朝霧涼也は、男子生徒からの告白を断り、色褪せた顔のまま立ち尽くす夜宮霞を目撃する。自暴自棄に陥ってしまっている彼女に、彼は一つの提案をした。 「――――助けが必要なら呼んでくれ。そうすれば、俺は必ず夜宮さんの味方をする」 お互いの事情も知らぬまま結ばれた、一方通行の契約。その瞬間から、彼と彼女を取り巻く関係性は少しずつずれていく。 [登場人物一覧] ・朝霧涼也(あさぎり りょうや)  公立松籟高校に通う一年生。 “無気力・無頓着でノープロブレム”という何ともいえない信条を持つ。 のらりくらりと軽薄な態度を取ることが多く、本人もそれを自覚しているが今のところ改善する気はない。 何事もほどほどに流されるくらいでいいと積極的な行動をしたがらないが、一度決めたことは速やかに実行しようとする。 ・夜宮霞(やみや かすみ)  朝霧と同じ高校一年生。容顔秀麗を体現した絶対的な容姿で男女問わず視線をくぎ付けにしているものの、分別のない感情を押し付けられてしまい精神的な疲弊を募らせている。 ・泉恭介(いずみ きょうすけ)  朝霧涼也のクラスメイト。サッカー部に所属しており一年生でありながらもレギュラー入りを期待されている。 同級生の中で人気者の一人である榎森紗也加へ告白し見事成功を収めており、現在交際を始めている真っ最中である。 常に陽気で前向きにいることを大切にしていて、クラスメイトからの人望も熱いのだが少々飽きっぽいところが玉に瑕。 恋愛脳なところがあり、日頃から覇気がない朝霧に対しポテンシャルを活かせていないためもったいないと感じている。 ・榎森紗也加(えのもり さやか)  夜宮霞のクラスメイト。バスケットボール部に所属していて泉恭介と同様にレギュラーとしての活躍を期待されている。 体育祭終わりに泉から告白され、それを受け入れたことから現在は交際中である。 男女やクラスを問わず積極的なコミュニケーションを図ろうと接しており、活発的な人柄や愛嬌から学年内で人気を集めている。 ・北沢由莉(きたざわ ゆり)  朝霧涼也のクラスメイト。クラスをまとめ上げるリーダーであり、次期生徒会長候補。文武両道の完璧主義者であり、カリスマ性も相まって生徒だけでなく教師からも圧倒的な支持を集めている。 体育祭の準備に伴い朝霧涼也へ協力を申し出て以来彼のことを気に入っており、何かと理由を付けては仕事の依頼をしている。 ・朝霧涼音(あさぎり すずね)  朝霧涼也の妹。かつて朝霧涼也が在学していた中学校に通う二年生。一年生の頃はバトミントン部に所属していたが、諸事情により現在は帰宅部。休日はキャラクターのイラストを描いたりゲームしたりとインドアな趣味を謳歌している。  兄に対しては絶対的な信頼をしており、兄妹仲は良好だがたまに少々距離感がおかしくなる。 ・水無春樹(みなせ はるき)  泉と同じくサッカー部に所属する一年生。気さくで人当たりがよく、中性的な顔立ちも相まって男女問わず交友の幅を広く持つ。 最近は榎森さんと交際を始めた泉を祝福しつつも、適度に揶揄うのがマイブームとなっている。 ・神崎翔(こうざき かける)  夜宮霞のクラスメイト。スポーツ万能かつ学業も優秀であり、いかなる時も爽やかな笑顔を崩さない。  泉曰く、『女子がなんとなく思い浮かべる好きな男子の理想像をそのまま形にしたような男』。  クラスで浮いてしまっている夜宮霞のことを気にかけている。 その他、随時更新。

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カクヨム
カクヨム2024/12/25
  • 現在の作品彼と彼女の青春はどこかずれている。