あらすじ

天王寺の裏路地に、看板も出ていない小さなバーがある。 その名は「トキカサネ」。 常連客は、仕事帰りのサラリーマンや、正義を信じる弁護士、舞台に生きる役者――どこにでもいそうで、少しだけ訳ありな人たちだ。 午後11時11分になると、この店の空気がわずかに変わる。 時空がねじれ、「未来の墓場」と名乗る監査官たちがやって来るのだ。 彼らは、人間の感情や記憶を“エラー”として削除しようとする。 父としての後悔、法の裏側での葛藤、舞台に残した魂―― そんな、大切な何かを守るため、カウンター越しに交わされるのは、酒と会話による不思議な勝負。 一杯の酒と、何気ない一言が、未来を少し変えるかもしれない。 ここは、そんな夜が訪れるバー……。 ただし、「お酒は20歳になってから」である。

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小説を読もう2025/08/09
  • 現在の作品BAR トキカサネ ~くだらん話が救う夜もある~