あらすじ
脳内に埋め込まれた直径一ミリメートル以下のチップによって、身体能力、頭の良さ、金銭や所有物までケータイと名前一つで管理されるステータス至上主義が台頭している世界で、生まれつき全てのステータスがゼロと表記される少年——ヌル・ノヴェリは 、そのステータスのせいで村人からの差別を受けていた。
実際に不便はしていないのにステータスがゼロだからという理由だけで無能という烙印を押されたヌルは、結果を出せばきっとみんな自分を認めてくれて、友達もできるはずだという希望を胸に、ヌルはある日村を飛び出して冒険者ギルドの認定試験を目指す。
だが何の準備もせずに飛び出したヌルは、三日三晩ほど森で彷徨った末に行き倒れてしまい、同じく認定試験に参加しようとしていた少女、メアリーに介抱される。
お互いに自己紹介し、互いの合格を祈りながら冒険者認定試験に向かうが、そこで言い渡された認定試験の内容はスタンプラリーという何とも牧歌的なもので……?