あらすじ

この世界は、神々によって創られ、神々によって統治されている。  その名も、「理想郷《ユートピア》」。  人々は神々を絶対の存在として崇め、その加護《カゴ》のもと、平和な暮らしを享受している。  ──表向きは、そういうことになっている。  だが、その裏では、神々による厳格な秩序が敷かれていた。  一度でも定められた理《ことわり》から外れれば、その者は容赦なく“排除”される。  与えられる「加護」は、人々の暮らしを豊かにするもの──でありながら、同時に神への従属を強いる“鎖”でもあるのだ。  神々には、それぞれが司る概念があり、頂点には「高位神《コウイシン》」、その下に「下級神《カキュウシン》」が存在する。  高位神たちは互いに勢力争いをしながらも、人間の管理という一点においては一致団結していた。  そして、彼らの力の源となるのは──人間から捧げられる、純粋な「信仰心」。  それが、「神力《シンリョク》」となって神々を満たしていく。  つまりこの世界では、祈ることこそが生きることだった。  ……もっとも、俺みたいな奴には、そんなの無縁な話だけどな。

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カクヨム
カクヨム2025/08/09
  • 現在の作品神喰いのモグリ