あらすじ
いつもならば同居人で便利屋、柴本光義について語るところを、今回はちょっと別の話をしようと思う。
今月のはじめに入社したばかりの猫塚偏理くんは猫虎族の獣人だ。
礼儀正しく朗らか。仕事の覚えも早い彼のことを、周りの皆は早くも頼りにし始めている。
ただ、周りの皆の頼り方は、傍から見ていても目に余るようになりつつあった。
そんなある日の夕方のこと。終業時刻が近づくにも拘わらず、異常な量の仕事を押し付けられて辟易する姿を目にしてしまう。
あまりの様子に見かねて手伝いながら、嫌なことは嫌、駄目なことは駄目と断っても良いのだとわたしは伝える。
しかし、猫塚くんは笑って首を横に振り
「『猫虎族だから気まぐれでいい加減』だなんて言われたくないんですよ」
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【題字】腐葉土様(なんこつ流星群)
【表紙】ぴよ様( https://www.pixiv.net/users/2896923 )