あらすじ

「僕の描いた絵が本物になったらいいのに」 そんな夢を抱く絵描き好きの少年・織部緑光(おりべ・ろくみつ)は、 魂の“色”が見えるようになった時代の日本に生まれる。 情熱の赤、ひらめきの黄、冷静な青―― 優秀とされる“御三家カラー”に比べ、“臆病”と評されがちな「緑色」の緑光だったが、 幼い頃は色に縛られることなく、絵描きになる夢を追いかけていた。 一方その頃、都心では感染症のパンデミックとネット社会の混乱をきっかけに、 放置されたグラフィティから夜な夜な這い出す“落画鬼(らくがき)”の存在が公然となっていく。 その悪鬼に唯一太刀打ちできるのが、魂の色を力に変え、 摩訶不思議な文房具を武器に戦う――浮夜絵師(うきよえし)。 増え続ける落画鬼。 危険を顧みず戦う絵師たち。 そして、それを“匿名の正義”が誹謗するネット社会―― 夢を失っていた緑光の目に、ある日、SNS上の一文が突き刺さる。 「すべての絵師を処せ」 それは、誰かの正義であり、誰かの終わりを意味していた。 ――これは、魂の色に翻弄される少年と、それぞれの想いを抱えた者たちの“色”が交差する、ひとつの群像劇。

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小説を読もう2024/07/07
  • 現在の作品RGB:僕と浮世離れの戯画絵筆 ~緑色のアウトサイダー・アート~