あらすじ

私、早川ひよりは、他の誰にも見えない“蒼(あお)の影”と呼ばれる現象を見る力がある。放課後になると、誰かの“在り方”が少しずつ薄れてゆき、翌朝にはクラスメイトの記憶から—その人の存在が抜け落ちる。だが私だけは覚えている。名前も、笑い声も、ぶつかった日の匂いまでも。 最初は小さな事件だった。だが次第に、失われるのは“人”だけでなく――約束、罪悪感、告白、隠した嘘。私が“蒼”の波をたどり、消えゆく理由を見つけるたび、当人は救われる。でも代償がある。私の一番大切な記憶が、少しずつ薄れていくのだ。 彼らを救うことと、自分の記憶を守ること。どちらを選ぶ? 放課後に止まらない小さな奇跡と、最後に待つ“蒼の核心”――それは私の知らない、私の過去そのものだった。

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小説を読もう2025/08/09
  • 現在の作品『蒼季のリフレイン — 放課後、私だけが覚えている』