あらすじ
「壁の花を通り越して、まるでメイドだな。悪いが、婚約は破棄させてもらう」
「……はい」
私はボンフィス伯爵令嬢アンバー・ル・フォール。
地味で太り気味で、内気な性格が顔に出てしまう。老け顔だ。
こんな私だから、婚約を破棄されたって仕方ない。
私は厨房に篭り、メイドたちと料理しまくった。
両親を早くに亡くした私の生き甲斐。
本当は厨房に下りるなんて貴族らしくないけど、祖父母は見守ってくれた。
それが、アダン伯爵には受け入れられなかったみたい。
一生独身で静かに生きていく事を覚悟した矢先、宮廷から召喚状が届いた。
宮廷の料理長ウィリー・モンティスが滑落事故で亡くなった。
彼の残した秘伝のレシピを再現できる人物を求めているという。
実はモンティスの前任者が、引退後ボンフィス伯爵家の料理人をしていた。
私が両親の死を乗り越えられたのは、彼の料理のおかげだったのだ。
私は宮廷でモンティスの秘密のレシピを再現し、祝宴に備えた。
そこに集った3国の王子は、こどもの頃の懐かしい味を求め料理人を探していて……
==============================================================
(他「アルファポリス」様に投稿歴アリ・現在は非表示)
原題『ぽっちゃりしていますが、なにか? 今や3国の王子から激甘に求められてますけど?』