あらすじ
「将来、遠距離恋愛になっても、今よりもずっと悲しい別れが来てもいい。おれは全部、受け入れるから」
中世の街、フランス・トゥールーズに1か月の短期留学をした大学2年生の佐野一夜(20)。やりたいことがないのが悩みだ。
彼は同じ大学からの留学生、フランス人の血を引く早瀬都真(20)と親しくなる。吟遊詩人に憧れる彼は、天使のような歌声を持っていた。
エキゾチックな街と、夏の開放感の中、ふたりは急速に惹かれあう。しかし夏の終わりとともに現実が迫る。
恋をして変わることへの不安、将来への戸惑いと家族の呪縛、長期留学を目指す都真との遠距離恋愛の予感……。
ひと夏の恋が終わったそのあとに、ふたりはどんな一歩を踏み出すのか。南仏の街で始まった、大学生たちの恋物語。
早瀬都真(20)フランス人の血を引くフランス文学科2年生。吟遊詩人に憧れている。
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佐野一夜(20)社会学科2年生。やりたいことが見つからないのが悩み。