あらすじ

辺りを見ると古民家の一室、蝋燭についた灯が4本ほど部屋の端に、中奥に1本立っている。その部屋の中央に1人の人物が片膝を曲げて、腰を据えている。  この世の人間とは思えない雰囲気の、恐ろしく端整な顔立ちの男か女かもわからない人間が、その人が口を開く…。 「おや、怪訝な顔をしてるね、此処は【物語】を紡ぐお店だ。売ったり、譲ってやれるわけじゃない、ただ紡がれるのを待っている【物語】たちの住まう場所だ。」 人によっては高くなり、怪異に寄っては低くもなるその古書店の硝子戸と敷居。  夕日を飲み込む宵の口。  次に控えるのは闇を纏う夜。  混ざる異常と手を引く異形。  ソレらが目を覚ます時間帯。  その時、知らずの路地で行燈に火が灯る。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2025/08/08
  • 現在の作品纏屋書店の裏噺